【GT-1000 Tips】3つのコントロール・モードの役割解説

特撮ソングカバーバンド『海賊版戦隊セイクリッドヘキサゴン』のギタリスト、ヤマシタです。

GT-1000にはVer.3からコントロール・モード(CONTROL MODE)という機能が追加されました。

コントロール・モードとは、言い換えれば「エフェクトをオン・オフできる数」と「パッチ切り替えの自由度」のバランスを選べる機能です。出音に影響するような機能ではありません。

本記事では、コントロール・モードに搭載された3つのモードの役割について解説してみます。

コントロール・モードの種類と変更方法

現状では、『MEMORY』『MANUAL』『PedalBoard』の3つのコントロール・モードから選ぶことができるようになっています。初期設定では『MEMORY』になっていますが、最終的には、好み・演奏スタイルに応じて、どれを使うか選択すれば良いと思います。

変更は

『MENU』ボタン → 画面左端の『CONTROL MODE』

から可能です。

GT-1000の『CONTROL MODE』

もし画面に項目が無ければ、バージョンが低いのでアップデートの必要があります。

3つのモードの役割

MEMORYモード

MEMORYモードでは、一般的なマルチエフェクターの使い方が想定されています。

上段の『BANK▼』『BANK▲』スイッチでバンクを移動し、下段の『1~5』スイッチでパッチを選択します。更に『CTL1~3』スイッチで各パッチ内のエフェクトのオン・オフを切り替える、という動作が基本のモードですね。

MEMORYモードでの各スイッチの役割
MEMORYモードでの各スイッチの役割

MANUALモード

MANUALモードは、パッチ内でエフェクトのオン・オフを切り替えるスイッチを8個まで増やしたようなイメージのモードです。

上段の『CTL1~3』スイッチと下段の『1~5』スイッチ全てにエフェクトのオン・オフの機能が割り当てられています。

パッチチェンジを行うには、一度『BANK▼』または『BANK▲』を踏むことで、下段の『1~5』スイッチが一時的にパッチ選択の役割を持ちます。同バンク内でパッチチェンジを行う場合は、『BANK▼』と『BANK▲』を同時に踏みます。

MANUALモードでの各スイッチの役割

「曲中でパッチチェンジは行わない。」とか「なるべく1つのパッチに多くの役割を与えたい。」という考えをお持ちの方にうってつけのモードではないでしょうか。

MEMORYモードのままでも同様のスイッチ設定は可能
GT-1000は『CONTROL FUNCTION』機能で各スイッチに自由に役割を与えられるので、実はMEMORYモードのままでもMANUALモードとほぼ同じ内容の設定をすることが可能です。
しかし初心者には少しハードルの高い設定になってしまうため、簡単にできるようにしたのが、このMANUALモードなんだと思います。

PedalBoardモード

PedalModeには、バンクやパッチという概念はありません。

全てのスイッチがエフェクトのオン・オフの機能を持つ単純明快なモードです。

PedalBoardモードでの各スイッチの役割

今まで、コンパクトエフェクターで組んだボードを使っていたという方には、非常にシンプルでわかりやすいモードなのではないでしょうか。

また、その場での対応力が求められるセッションなどの際にも有効だと思います。

私はMEMORYモードで使用中

私は基本的にはMEMORYモードを使用し、曲中でのパッチチェンジも行っています。GT-1000のDSPチップは優秀なので、パッチチェンジ時の音切れがあまり気になりませんからね。

今は『1ライブは1バンクで』という考え方の利用をしています。この辺りはまた別の記事で書かせていただきます。

以上、コントロール・モードの役割解説でした。

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