特撮ソングカバーバンド『海賊版戦隊セイクリッドヘキサゴン』のギタリスト、ヤマシタです。
本記事では、GT-1000のエフェクトで疑似半音下げチューニングをする方法を紹介いたします。
疑似半音下げチューニングとは
要は、ギター本体のチューニングはそのままに、エフェクター側で出音を半音下げることです。
※一般的な用語ではありません。私がそう呼んでいるだけです。
DIGITECH の『Drop』を使うのが定番でしょうか。
DIGITECH ( デジテック )
また、ギタリストの大村孝佳さんはセミナーの際にKemperに内蔵されている『Chromatic Pitch』を使った疑似半音下げチューニングで素晴らしいサウンドを出されていました。
GT-1000では『PEDAL BEND』を使う
GT-1000には、ピッチを変更するエフェクトがいくつか内蔵されていますが、『PEDAL BEND』を使うのが一番ピッチが安定するようです。
『PEDAL BEND』は『PEDAL FX』のカテゴリーの中にあるエフェクトです。
設定値は…
- PITCH → -1
- PEDAL POSITION → 100
- EFFECT LEVEL → 100
- DIRECT MIX → 0
とすることで、半音下げられたエフェクト音だけが出力されます。
またこの時、『CONTROL FUNCTION』の『EXP1』は『PEDAL FX』と『FOOT VOLUME/PEDAL FX』以外を選択します。これらを選択してしまっていると、ペダルが動くとチューニングが変わってしまうからです。
これで完成です。
CTLペダルに『PEDAL FX』のON・OFFを割り当てておくと、同じパッチ内でチューニングを変更できて更に便利かもしれません。
出音は、正直ちょっとだけコーラスが掛かったようになり、音がバンドの中に埋もれてしまう感覚が若干あります。
しかし、GT-1000ではこの方法が最適解だと思います。ライブの中で1曲だけ半音下げチューニングの曲がある場合などには、すごく便利に使えるのではないでしょうか。
出音はこんな感じです。※自宅かつiPhoneのマイクです。