プロのギタリストはGT-1000でどのアンプモデルを使っているのか調査してみた

特撮ソングカバーバンド『海賊版戦隊セイクリッドヘキサゴン』のギタリスト、ヤマシタです。

BOSSのハイエンドマルチ『GT-1000』は販売開始から二年以上が経過し、周りの友人にもネット上にもユーザーが増えてきたなぁ、という感覚があります。

また、SNSや動画サイトの利用が当たり前となった昨今、ありがたいことにプロのギタリストの方が発信してくれる情報を容易に入手することができるようになり、アマチュアギタリストにとっては貴重な情報源になっていますよね。

中には、GT-1000について発信されているプロのギタリストの方もいらっしゃいます。

そこで、GT-1000のコア技術でもある『AIRD』アンプについて、プロギタリストはどのAIRDアンプモデルを使用しているのか、を調べてまとめてみました。

※あくまでSNSや動画サイトで発信されていた時点での設定内容であり、今現在は変わっていたり、使用していないかもしれません。

GT-1000ユーザーのプロギタリストの皆様

佐々木秀尚さん

佐々木秀尚さんは、楽器イベントのBOSSのブースでGT-1000のデモ演奏をされているのをよく見かける激ウマギタリストです。有形ランペイジのギタリストとして有名ですね。

Twitterでもよく情報を発信されており、GT-1000の設定内容もツイートされていたりします。

この日の演奏で使用していたのは、『JC-120』『X-CRUNCH』『X-HIGAIN』『X-MODDED』とのこと。他のツイートからも、GT-1000のオリジナルモデルである『X~』系のモデルをメインに使っていることがわかります。

本田毅さん

GT-1000の発表会でデモ演をされていたのは、本田毅さんでした。

本田さんは、『サウンド・デザイナー2019年6月号』のインタビューの中で以下のように語られています。

僕はGT-1000ではクランチ系の「X-CRUNCH」しか使いません。

サウンド・デザイナー2019年6月号

アンプモデルは『X-CRUNCH』の1種類しか使用せず、『GAIN SW』やGT-1000内蔵の歪み系エフェクターで歪みの量を調整しているそうです。

有賀教平さん

数々の作品に参加されており、Neo-Soul系とも呼ばれるギタリストの有賀教平さんは、YouTubeで自身のGT-1000の設定について解説されています。

動画内の設定で使われているアンプモデルは『DIAMOND AMP』『DELUXE COMBO』『BRIT STACKとORNG STACKのデュアル』『DIAMOND AMPとBOUTIQUEのデュアル』です。これまでのお二人とは違い、実際のアンプを元にモデリングされたタイプを使用されていますね。また、リード系の音色では2つのアンプをミックスしているようです。

有賀さんは他にも、パッチの運用方法など非常に参考になる動画をあげられています。要チェックや!

MASAToooN!さん

続いては、独自の演奏スタイルを確立されている8弦ギタリストのMASAToooN!さんです。

GT-1000を使用している演奏の映像がこちら。

ご自身のブログの中で、以下のように語られています。

僕はライブやレコーディングでTRANSPARENT(レンジが広いクリーンアンプ)というプリアンプでソロギターの音作りをしているのですが、Helixやpedalboadに搭載されているクリーンアンプよりも自分の好みの音に作り込める上にEQの効きが良くすぐに理想のセッティングに調整できるのでかなり気に入っています。

BOSS / GT-1000 : 鋼鉄野郎の六弦研究

こちらの動画では、GT-1000の設定内容についても詳しく語られています。

演奏スタイルが独特すぎるため映像の音が参考になるかはわかりませんが、フラットな音を求める場合は、やはり『TRANSPARENT』に行き着くようです。

私もエレアコやアコースティック・シミュレーターを使用する際には、『TRANSPARENT』のアンプモデルを使用しています。

Seijiさん&Yukiさん/D_Drive

SeijiさんとYukiさんといえば、楽器イベントでもお馴染みかつ大人気のD_DRIVEのギタリストですね。同じバンドで演奏するお二人の機材には、共通している部分も多いようです。

お二人は、YOUNG GUITARのYouTubeチャンネルで、機材について語られていました。

更に、Twitterでは以下のように言及されています。

上記の動画のルーティングやツイートを見る限り、アンプを持ち込める現場ではAIRDアンプは使わずに実機のMarshallのプリアンプを使い、GT-1000はエフェクターやコントローラーとして使用しているようですね。

この動画の譜面やインタビューが載っているのは『ヤング・ギター2019年8月号』です。

最後に

BOSSオリジナルのアンプモデルである『X~』系が各所で高評価を得ているのは間違いありませんが、各自のポリシーに応じて使い方はバラバラでしたね。

皆様の音作りの参考になれば幸いです。

ちなみに私は、メインが『X-HIGAIN、もう少しメタルよりの音が欲しい時はX-MODDED、シングルコイルのギターやクランチは『BRIT STACK』を使用することがほとんどです。

EQの効き幅がかなり広いこともあり、どのアンプも使えるんだよな~。

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GT-1000のレビューはこちらの記事をご覧ください。
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