公開初日に見に行ってきました。少し時間が経過してしまったけど、ネタバレ感想を記す!
- 一本のストーリー
今回は、ドライブ編、ゴースト編、MOVIE大戦という分割がなくなり、全編通して一本のお話になっていましたね。話の内容がスッキリして、わかりやすくなった。
MOVIE大戦といえば、アンクの復活、コヨミの指輪の行方、呉島兄弟のその後などなど本編のその後として見たいエピソードをきちんと形にしてくれていたので、どうしてもそっち側(前半)の評価が高くなりがちだったけど、今回はちゃんと映画の後半部分にピークがあって物語としては安定していたなあ。なおかつ最終回後の見たいエピソードとして進之介と霧子の結婚もきっちり盛り込んでくれていたしね。それにしてもあれから3ヶ月で結婚て早くね?
- 怪しい坊主とリケジョの捜査
ベルトさんとお別れしてバリバリ刑事やってるかと思ったら、結婚のことでモヤッてる進之介にちょっとがっかり。まだあれから3ヶ月よ。
そんな中、本願寺からの特命で不思議な現象が起こる場所に必ず現れる坊主と理系女子の捜査の任務にあたる。これは怪しいよな。しかし、不可思議現象研究所を訪れている時にアイコンを盗もうとしている眼魔スペリオルが現れる。でっかいバイクで寺の中まで乗り込んできた(階段は?)剛を交えて戦闘へ。進之介も剛の持ってきたマッハドライバーでデッドヒートへ変身。いつもと違うベルトで変身するときの特別感とワクワク感はやっぱりいいね。
しかし、眼魔は普通の人間には見えないのと同じように仮面ライダーにも見えない。この設定、他の仮面ライダーと一緒に戦うときにはすごい面倒くさい。後の映画ではなかったことになりそうな…。アカリちゃんのアシストも有り、序盤ながら4人同時ライダーキックで撃破。ところで、現在に戻ってきた後の最終決戦で、ベルトがない!ってなった時このマッハドライバーはどこにやってしまったんですかねえ…。
- めちゃ渋いゴーストハンター龍
ワームホールが出現し、進之介とタケルが過去の世界へ。その時、野生のベルトさんがとびだしてきた!この映画最大の謎、なぜ寺の草むらの中に偶然ベルトさんが…。文句を言いながらもわりと素直に進之介に従ってくれる従順なやつ。
過去の世界でタケルの父、ゴーストスイーパーハンター龍の弟子となって眼魔と戦う二人。にしても龍さんがかっこいい。完全にライブマン世代なんでそれだけでもテンションぶちあげなんだが、生身かつ斧一本で敵と渡り合う姿には惚れるね。そして父絡みの話は本当によかった。タケルは弱くて父さんに頼りきりだった頃の自分と出会い、ダヴィンチ眼魔に攫われたアカリを助けるため自分自身を奮い立たせる。更に父さんが死ぬ日だと気づいて未来を変えようと必至になるタケルと進之介。泣けるで。
- 一方現在では…
一方現在ではバタフライエフェクトが起こり(便利な言葉…)、倒したはずのロイミュードが復活。ハート様達幹部も復活!皆ドライブを卒業して次の現場仕様の髪型になってましたね。
そして何と言ってもチェイスまでも復活。ただ、剛とチェイスの物語を描く時間なんて当然無いので、そこは薄々な感じ。一層の事無くて良かったかと。OVAもあるし、そっちに期待しときます。チェイスの残したシフトカーと剛の想いで、仮面ライダーゴーストチェイス魂爆誕…とかいう展開を超期待してたんだが全然なかった。
- 仮面ライダー純
現在にも現れたダヴィンチ眼魔に他の仮面ライダーと共に立ち向かう仮面ライダー純!しかし瞬殺!からの竹中直人VS片岡鶴太郎の自由過ぎるコント。正直私の年代でさえ全然内容にはついていけないんだが、こんなん勢いでワロてまうわwww。そして長いwww。大ベテラン二人が揃ったからこそであろう過去に例を見ないレベルのおふざけだった。
- 過去と未来の決戦
過去では、現在がバタフライエフェクトで大変な事になっていると知り、ラファエロとミケランジェロのアイコンをタイムカプセルとして埋めて現在へ送る。ちゃっかり指輪を一緒に埋めてプロポーズしちゃう進之介。ロマンチックなんだがチキンなんんだか…。
そして、アカリを攫ったダヴィンチ眼魔とドライブ、ゴースト、龍、子供タケルの決戦。モナリザの絵を飛ばしまくったりやりたい放題の戦闘。モナリザの絵って子供にとっては不気味で怖かったりするから、更にそんな印象が強くなってしまったのではないかと…。
仮面ライダー二人の活躍により一度は倒すも、実は死んでなかったダヴィンチにより父さんは殺されてしまう。やはり未来は変えられなかった…。父さんは死に際に謎能力でワームホールを作り二人を元の世界へ帰す。二人を過去に呼んだのは父さんの自作自演だったようだ。
一方現在では、マッハ、スペクター、チェイスの3人で敵地に乗り込むみ決戦。過去から受け取ったアイコンは使えず苦戦。よく考えると、このアイコンて敵に良いように利用されただけ?過去でダヴィンチを倒したことで現在の敵も消滅。と同時にチェイスともお別れ。この辺りはOVAにもっと濃厚なやつを期待。
- ルネッサーンス!
過去でちゃっかり生きてたダヴィンチ眼魔は、10年間悪さもせずひっそりと仮面ライダーを待っていたらしい。そして現在に戻ってきた4人のライダーと決戦。一方、10年前からこの日をわかっていた御都合主義のベルトさんも地底からド派手に登場で仮面ライダードライブ完全復活。
ここからはムービー大戦らしい戦いだったね。全員での共闘ってやりすぎ感はあるけど燃えるね。御成やアカリやりんなさんまで戦っちゃう。久々に本格的戦闘シーンの霧子は、戦うヒロインって触れ込みだったんだからテレビ版でもこれぐらいやって欲しかったぜ。ところでライダーキックみたいなことできるコナン君的キック強化シューズはどこいった?
ピンチに陥るとルネッサーンスと他人のギャグで巨大化するケンコバことダヴィンチ。これをやるなら何故髭男爵にオファーしなかった。いつものハチャメチャ高速移動CG戦に比べると地上戦は比較的理解しやすくて良いCG戦だったな。そして今回の映画最大のギャグ「トウサン魂」で撃破。流石にこれは映画館で笑ってもうた。サンキュートウサーン。しかしトウサン魂ゴーストのビジュアルかっこええな。
- 結婚式エンド
平和になった現在では、霧子が指輪を着けて進之介に返事。結婚式のシーンで終わりを迎える。最後に進之介がタケル言った「眼魔の事件は任せた。俺は人間の事件を解決する。」的な台詞は、二人の間にできた友情とか信頼関係みたいな物を感じることができて良かったなあ。
前回の映画が仮面ライダー3号だったこともあり、もう詰め込みは勘弁してくれー!って気持ちからは開放され、その点は満足!見終わった後は当然ドライブ熱が高まりOVA超楽しみにしてる。公式読本も勝っちまったぜ―。