そういえば、遅ればせながら復活のルルーシュ見た!
— ヤマシタ (@note_y) 2019年4月5日
TVシリーズが終わって10年以上経って続編の映画が作られるって…すごいよね。どんだけ人気なんだよ、と。当時めちゃくちゃハマって見てたのを思い出した。#コードギアス #復活のルルーシュ
と、Twitterにも感想を書いたが『コードギアス 復活のルルーシュ』を映画館で見てきた。映画の公開からしばらく日が経っていたが、それでも8割程の客席が埋まっている盛況ぶりから、 TVシリーズ終了から10年以上が経過しているとはとても思えなかった。と言いつつ、私もTVシリーズをリアルタイムで視聴してどハマりし、今回の劇場版公開をすごく楽しみにしていた口である。ただ、残念ながらゲームや漫画などのスピオフ、総集編三部作等は追えていないぬるオタであり、この文章はぬるオタによる思い出語りみたいになってしまいそうで申し訳ないが、そんな心積もり読んでいただけると幸いだ。
というのも、映画全体の結末を言ってしまえば…「ちょっと物足りない…けど結末は良かったし最高に思い出に浸れる。」という感じだったからだ。
ちなみに、今回の劇場版でルルーシュが復活するという事実、あんなにもルルーシュの死という自己犠牲で綺麗に幕を閉じたにも関わらず復活してしまうという事の賛否については語るつもりは毛頭ない。どうせ復活するのなら楽しく見れたらいいなという気持ちで映画館へ足を運んだ。
(ちなみに私の中で、君の事は好きだけど死んでてよかったんじゃない?と突っ込みたい人物第1位は仮面ライダー剣の橘さんだ。)
コードギアスは刺激物の塊
コードギアスというアニメは刺激物の塊のような存在だったように思う。
耽美なキャラデザ、 圧倒的なカリスマ性とかっこよさで 厨二病を具現化したような存在のゼロ、C.Cをはじめとした魅力的な女性キャラ、実在する国になぞらえられたギリギリの世界観、学園とテロリストというスリルある二重生活、など設定の時点で美味しいスパイスが散りばめられまくっている。
万能忍者ジェバンニ咲世子さん、オレンジ農家ジェレミア卿、イレブン1の嫌われ首相扇、ヤンデレ義弟ロロ、とネタ要員にも事欠かない。
そして何より、幾度にも渡る窮地からの黒の騎士団の大逆転劇、ルルとスザクの表と裏での駆け引き、ユフィやシャーリーの死、ルルーシュの死という劇的なラストシーン、などの刺激的なストーリーに毎週のように心をもっていかれ放心状態になっていた。
自分にとってそんなアニメは、コードギアスとスクールデイズくらいだったように記憶している。
自分の中でコードギアスは、いかに毎週の放送を刺激的で面白い展開にするかってことに力が注がれている作品に分類されていて、その刺激に毎回やられていた。
— ヤマシタ (@note_y) 2019年4月5日
(その手のアニメのトップは、自分の中ではコードギアスとスクールデイズだったりする。)
ルルーシュないしはゼロへの過度な期待
そんな思い出が詰まっているコードギアスの主人公、ルルーシュが復活するというのだからついつい過度な期待を寄せてしまった。体が知らないうちに刺激物の摂取を望んでしまっていた。
そりゃもうルルーシュのことだから、俺たちの想像を上回るかっこいい方法で復活するにちがいない!きっとやってくれる!でも…C.C.と同じく不死身になっていたとか…くらいしか思いつかねえ。替え玉だったとかは流石にやってほしくないしな…。
結果としてはこの予想で正解だったわけだが、何となく自分の想像の範囲に収まってしまったことは少し残念だった。ルルーシュには、もっとやりすぎレベルの過剰演出による劇的な復活を望んでしまっていた。「ゼロなら…俺たちのゼロならやってくれるはず!」と。
この思考、完全にゼロ崇拝状態のイレブンじゃねーか。私も立派な合衆国日本の民の一人だったようだ。
『復活のルルーシュ』というお祭りの効果
ルルーシュに対する過度な期待は叶わなかったわけだが、お祭り映画としては完璧に機能していた。ニッチなキャラを含め、あれだけ多くのキャラを登場させたことによる、懐かしさを含んだお祭り感は特別な物だった。シャムナによるタイムベントをゼロが打ち破る展開も、あまり細かい思考の説明はなしに、ルルーシュってすごい!かっこいい!というゼロに対するワクワク感を煽ってくる魅せ方に注力されている感じがコードギアスっぽくて最高だった。
そして何より、.C.Cと共に旅に出るというあの結末だ。「あ、こういうの見たかった。」みたいな。ルルーシュには復活してほしいけど復活してほしくないという矛盾した気持ちを納得させられた、とでも言おうか。どうせ復活するなら結末はこういう感じで…という見たかった映像が見られたように思う。復活による嫌な気持ちはあまり残らなかった。
映画の視聴後、家に帰って一杯やりながら総集編三部作を見た。『コードギアス 反逆のルルーシュ』のあの興奮を思い出し、このような文章を書きたくなる衝動に駆られた。そんなきっかけになった映画だった。ルルーシュ復活という劇薬を投じたことで、私のように作品への愛まで復活したという人もたくさんいたのではないだろうか。
そんな刺激物を求めてしまっていたこともあり、映画自体は内容が想像を超えてくることは無くあくまでお祭り映画って感じだった。
— ヤマシタ (@note_y) 2019年4月5日
もっとこう…やりすぎレベルの劇的な復活を望んでしまっていた。
けどもしルルーシュが生きていればこんな結末になったらいいなあって映像を見せてくれて楽しかった。
TVシリーズを見ていた当時の楽しかった気持ちを強く思い出させてくれたことが何よりだ。今も酒を飲みながら総集編の方の映画を見て浸っている。
— ヤマシタ (@note_y) 2019年4月5日
総集編見てなかったので「あれ???シャーリー???」っていう混乱は映画中にあったけど笑。
しかし、まさかC.C.にバブみを感じる日がくるなんてな…。
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