風都探偵の3巻を読み終えました。
今回は1冊で1つのエピソードとしてまとまっており、読みやすい構成の巻でしたね。
吹雪で遭難中に偶然発見した館、外界との連絡は不可能、顔を仮面で隠した奇妙な宿泊者、支配人が開催している常識外れなイベント、コ◯ンや金◯一が登場するまでもなく連続殺人事件のにおいがプンプンする探偵物ド定番シチュエーションのオンパレード。
そこに、実際の酒と同様に体質に合わない恐れがあるという特殊なアルコールのガイアメモリをうまく絡ませることで、仮面ライダーWと王道ミステリの世界観が見事に融合していてすごく良くできていると思いました。
死体が描写されるような殺人事件は、子供も見る仮面ライダーでの取扱はまず無理だと思います。こういったテーマを扱えるのはコミカライズの長所ですね。
風都探偵は本当にコミカライズの利点を上手く利用している印象があり、TV版での表現の枠を越えてきているからこそ面白くなっているのだと思います。
そして、いつも通り美女に頼られてハーフボイルドになる翔太郎。といっても今回は珍しく(?)その美女に悪意はなく全てBBAの仕業でしたが。
しかし、そのお気に入りの美女は空也さんに素直に譲っちゃう。まったくもう、あまちゃんなんだから…。やっぱり悪女じゃないと興味が薄れちゃうのかしら、この男…。
戦闘面では、いよいよハイドープと呼ばれる強力なドーパントとの戦いが始まりました。まだまだ幹部級でなければエクストリームで圧倒できるレベルのようですが。
しかし、新勢力『街』のメンバーであるスクリーム・ドーパントはアクセルトライアルと互角の戦いを見せています。
Wもまだゴールドエクストリームを残してはいますが、『街』のメンバーを倒すには更なる強化フォームとかも出てきちゃったりするのかしら。その辺りでジオウと連動したりしないかな…とか密かに夢見て楽しみにしちゃってます。
1~2巻の感想はこちら。
【感想】風都探偵 1巻・2巻 僕たちの仮面ライダーWが帰ってきた!