お母ちゃん=悪とはしたくない…けれども感じてしまうカタルシス【トクサツガガガ 13巻 考察・感想】

トクサツガガガ 13巻アイキャッチ

トクサツガガガ(13) (ビッグコミックス)
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ついに仲村氏が母親と決別。毒濁刀でぶった切る=お母ちゃんに平手打ち&思っていることをぶちまけるシーンでは想像以上のカタルシスを感じてしまった。

母親問題はここまで結構引っ張ってきて、かなり嫌悪感を植え付けられてきたからねー。幼少期のグッズ焼き討ちとか。自らの反省を感じさせず、別れ際のセリフで相手に罪悪感を残していくのとかも最高に嫌なやつの印象残してくれたお母ちゃんだったぜ。

と、まあ完全に他人の家族の話なのでこんなこと言えてますが、自身の母親だったら…と思うと胃がキュッとなる。仲村氏もこのままでは終われないと言っていたので、もちろんこの問題はまだまだ続いていくんだろうけどどう決着つけるんだ、これ。

ヒーローのお話には正義と悪が存在し、学校教育のように“みんな仲良く”だけでは通らない。人間、時には親にも嫌な奴や悪いやつがいて“誰もが仲良くできるわけではない”なんだよ。トクサツガガガという物語としては…そういう結論で終わらせるわけにはいかないよな。例え親子であろうともそれぞれの人生があるわけで、どこまで干渉し合うのかってのは難しい問題だ。仲村親子がお互いにちょうど良い距離感を見つけられることを切に願う。

しかし、以前は失敗した母親のぶった切りリベンジに成功したインパクトが強くて、ちょっとダミアンの話とか全然頭に入ってこねえ。すまん…ダミアン隊員!

※実写化ドラマの結末の感想を書きました。

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