ついに発売された斬月とバロンの鎧武外伝。今回も箇条書きにて本当に粗い粗筋と感想(突っ込み所とも言う)を。※ネタバレ注意。
仮面ライダー斬月
・時系列的には、貴虎が紘汰にヘルヘイムの森の真実を教えた直後。6年ぶりに再開を果たす、父の使用人であった藤果とおぼっちゃま貴虎。この二人…昔からお互いに意識してたんだね、ってわかる貴虎の嬉しそうな演技がいいね。しかし、幼少期から同年代のロリメイドと主従関係にある貴虎兄さん。こんな環境でよくまともに育ったな。
・ユグドラシル関係者が謎の輩に襲われる事件が続く。変身もさせてもらえず大量の血を吐いて泣き顔になるシドのネタキャラ感がやばい。貴虎「不意打ちとはいえ、あのシドが一方的にやられるとはな…。」シドって元々こんな奴じゃなかったっけ…。
・藤果に誘われてノコノコと一人暮らしの女性の家に行っちゃう貴虎兄さん。車で行っといていきなりワイン飲むとか最初から泊まる気満々。昔と変わらずアップルパイだけまずく作るとか藤果あざといわ。
・湊さん戦闘シーンにコナンの犯人が友情出演。更にクラックを操る未知のアーマードライダーに変身。
・真相に近づいた貴虎はいかにもな施設のいかにもな扉に迂闊に突入しちゃって真実を知る。藤果は貴虎の父である呉島天城が作った、将来のユグドラシルの人材育成機関で育った。優秀な人材を育てた一方、選ばれなかった者は人体実験に使われていた(インベスになった?)。たくさんの人間が犠牲になった。藤果は貴虎のことを愛しつつも、呉島天城への復讐のために呉島家とユグドラシルを滅ぼそうとしていた。というわけで藤果の変身する仮面ライダーイドゥンVS仮面ライダー斬月。
・「自らが正しいと思う信念のために、この生命を捧げる。」と言い放ち、戦うことを決意する兄さんかっこいいよ!同じノブレス・オブリージュでもギャグばっかりのどこかのサソリライダーとは全然違うな。
・ウォーターメロンアームズの役立たず感。メロンエナジーアームズ大正義。
・やはり最後の悪事は戦極竜馬にお任せ。
仮面ライダーバロン
・ただの小林豊じゃねーか。中の人のキャラありきで考えられたストーリーって感じですね。ケーキ作ったり。まさにファンムービーって感じ。
・どっかの国のバカ王子が自分と顔がそっくりの戒斗を見つけて無理やり入れ替わる。実はその王子が父からの命令で河相我聞執事に命を狙われている。この執事がまた曲者で戦極竜馬からゲネシスドライバーとドラゴンフルーツロックシードを譲り受けて悪巧み。仮面ライダータイラントへ変身。
・王子と弱かった頃の自分を重ねて首を突っ込む戒斗。戦い慣れてるだけあって戦極ドライバーでもゲネシス相手に善戦。
・戒斗といい貴虎といい父親に問題ありすぎじゃないですかね?
・とばっちりでタイラントにボコられるザック。友人のためにここまで怒る戒斗も珍しい。かっこいいけど…こ、こんな友情に熱い所を見せるキャラでしたっけ?
・改めて仮面ライダータイラントVS仮面ライダーバロンへ。しかし、途中からバイクに乗って何故か前宙したり岩登ったり技の見せ合い対決へ。最終的には湊曜子から渡されたリンゴロックシードを使って撃破。
総評
鎧武好きとしても蛇足感なく楽しめました。やっぱり貴虎兄さんは本編終了後の方が扱いが格段に良い気が…。そして両編を通して言えるのは…全部戦極竜馬のせい。やはり鎧武はこの人がラスボスの方がスッキリしたと今でも思うんだよなー。
あと、初回限定版に付属のリンゴロックシードは戒斗の声でしゃべります。「おれが屈しない限り、貴様が勝ったわけではない。」ってセリフがやっぱり負け惜しみすぎる。意味は全然違うけど、マサルさんの「お前のパンチを喰らって倒れなかったのは…オレが初めてだぜ…!!」のノリに近い。