バンドのステージ衣装を製作したので手順や製作業者を紹介してみる

バンドのステージ衣装を新調しました!

各メンバーのジャケットを業者へ依頼して製作してもらったので、衣装ができるまでの手順やポイントを紹介します。特に私達のようにあまり予算をかけられないアマチュアバンドの方は参考にしていただければと思います。

衣装が完成するまでの流れ

衣装を業者発注する場合、完成までの流れはこんな感じになるかと思います。

  1. メンバー間で方針をすり合わせる
  2. 衣装のデザイン画を用意する
  3. 見積もりをとって衣装製作業者を選定する
  4. 細かい要望を伝えて発注する
  5. 完成した衣装に合わせて装飾品やインナーを考える

1.メンバー間で方針をすり合わせる

まずはメンバー間で何のためのどんな衣装をいつまでにいくら位で作るのか、認識を合わせておく必要があるかと思います。

特にデザイン面では、全員同じ衣装を作るのか、同じデザインで色だけ変更するのか、各自バラバラのデザインで作るのか…等の方針により、デザインにかかる時間や各自の負担する費用が変わってきます。

私の場合、特ソンカバーバンド『海賊版戦隊セイクリッドヘキサゴン』で衣装を新調するに当たって以下のようなことを決めました。

  • 衣装コンセプトは『ヒーロー+バンドマン』
  • メンバーごとに異なるシンボルカラーを基調とする
  • 一定の統一感をもたせつつも各自のジャケットのタイプをバラバラにして個性をだす(ジャケット・ショートジャケット・ノースリーブジャケット・ベスト・etc.)
  • ジャケットのみ業者製作としインナーやパンツは既成品を使用する
  • ジャケット製作の費用は各自が自分で決めた予算内で調整する(一人一桁万円の前半~中盤想定)

2.衣装のデザイン画を用意する

製作を依頼するに当たり、どんなデザインの衣装が欲しいのかを伝えるためのデザイン画を用意する必要があります。

私のバンドでは、絵を描けるボーカルのMAYAちゃんが全員のデザインまで買って出てくれたのでお願いしました。

まずはラフ画の段階で各メンバーの希望とすり合わせ。

最終的に着色されたデジタル画像に落とし込みます。

※お金をかければデザインからやってくれる業者もあります。

3.見積もりをとって衣装製作業者を選定する

次に衣装の製作を依頼する業者を選定します。

私達の場合、予算に合いそうな業者をネット検索で複数ピックアップし、各自がHP経由で見積もりをとり、価格や内容を見て発注先を選びました。

※本当は業者を統一した方が衣装にも統一感は出やすいと思います。今回はそれよりも、各自の予算に合わせる事を優先しました。

見積もりの段階でサイズ情報が必要になる場合もあります。詳細は発注時でも問題ないですが、ジャケットの場合は最終的にこれらの情報を提供しました。結構多いです。

  • 身長
  • 体重
  • 肩幅
  • 着丈
  • アームホール
  • 腕周り
  • 胸囲
  • 袖丈
  • ウエスト

4.細かい要望を伝えて発注する

メールでのやり取りで発注の意志を伝え、料金を銀行振込み等で支払うと、ようやく衣装の製作が開始されます。

要望が伝えられるのはこの段階が最後なので、きちんと伝えておきましょう。特に細かい要望がない場合でも、画像だけではわかりにくい色やサイズはきちんと伝えましょう。

ここを適当にしてしまうと絶対後悔するぞ!本当に送った通りの色とサイズで完成するので、ピッタリのサイズを教えるとジャストフィットする衣装が完成します。つまり、完成後は…

絶対太っちゃダメだぞ!

絶対太っちゃダメだぞ…(自分への戒め)

実際に発注した業者の紹介

実際に衣装を作っていただいた業者を紹介します。大きく分けると海外製造と国内製造の業者があります。

海外製造の業者

海外製造といってもメールの窓口では日本人の方が対応してくれます。日本人が経営している会社だけど実際に製造する工場のみ海外にありますよ、というパターンですね。

基本的には国内製造よりも安いです。

以下の2社は、コスプレ用の衣装製作をオーダーメイドで請け負っている会社ですが、オリジナルの衣装も受け付けていただけます。

コスワールド様

コスプレ衣装販売 オーダーメイド コスワールド / 見積依頼(入力ページ)

私のジャケットはコスワールド様に製作していただきました。見積もりを依頼した中で一番早く返信をいただけました。

※金額に応じて国内生産も可能なようです。

エクシーMC様

お見積のご依頼フォーム | オーダーメイドコスプレ衣装・造形のエクシーMC

ドラムのおかもとのノースリーブジャケットはエクシーMC様に依頼。時期にもよると思いますが、納品が一番早かったです。

海外製造での注意点

ボーカルのたつくんの衣装も海外製造の業者に依頼しまいたが、現地の工場でストライキが起きて製造が遅れ、予定納期に間に合いませんでした。ライブには間に合ったので良かったものの、やっぱりこういうことってあるんですねえ。また、仕様の伝え方が曖昧だと想定外の仕上がりになる可能性もあるようです。

国内製造の業者

海外製造に比べると少し高くなると思いますが、思ってもみないトラブルの発生確率は低い安心安定の国内製造といった感じでしょうか。

STARted(スターテッド)様

衣装のオーダーメイド。コンパニオン、撮影衣装、コスプレ衣装などの衣装製作| STARted (スターテッド)

※こちらのサービスは終了しているようです。

ベースのふーみんはスターテッド様に国内製造で依頼。細かい要望にも応えていただいて満足の行く仕上がりになったようです。

5.完成した衣装に合わせて装飾品やインナーを考える

発注から1~数ヶ月程度でジャケットが納品されるので、それに合わせて装飾品やインナーを考えます。

私の場合はベストやパンツをDeorart様で購入しました。

【公式】 Deorart-shop(ディオラートショップ)ゴシック・ロック・モード系・個性派ファッション通販

これでステージ衣装が完成!

ベースのふーみんだけ作ったベストを脱いでしまっている瞬間の写真だけど…。

裁縫の心得がある人は自作もあり!

ボーカルのMAYAちゃんは既成品をアレンジして衣装を自作していました。

絵が描けたり裁縫ができたり…なんやこのハイスペックOTAKU

最後に

やはり統一感のある衣装が有るのと無いのでは…ステージ映えが全然違います。

派手なのが大好きで継続的に続けるバンドであれば、アマチュアバンドでも衣装を作るのはすごくおすすめです!

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