【感想】語ろう! 555・剣・響鬼

2015-02-13

語ろう!シリーズの第2段。制作者から中の人、著名人のファンまで様々な人と対談形式で3作品を振り返るという内容。3作品と言いつつ、対談相手に縁の深い作品にも触れながらの幅広い内容になっている。正直かなりおもしろかった!この3作品見た人は読むべき!対談者別に振り返ってみる。

・井上伸一郎
一番客観的かつ的確に3作品を分析されていて納得しながら読め進められた。この本を楽しむ上で重要になってくる白倉P、井上Pのスタンスの違いの分析がおもしろい。

・二ノ宮知子
のだめの作者は仮面ライダー好きなのね。ミーハー的にキャラクターという切り口で語り、視聴者の代表的な感じでよかった。

・鈴村健一
「リアルのクウガ」「エンタメのブレイド」って分析がおもしろい。

・虚淵玄
放送終了直後ということのもあり、鎧武の話が中心。公式読本では武部Pとの合同インタビューだったこともあってかこっちの本の方がぶっちゃけた話が聞ける。わりと、これ良いのか…?って感じ。やっぱり色々と制約が有り脚本を変更せざる得なかった部分はたくさんあるのねーという苦労が垣間見える。特に戒斗はあんなに連戦連敗になる予定ではなかった…とかは聞けてよかった。

・森次晃嗣
ご存知モロボシダン。東映と円谷プロの違いの話とか。セブンのお話も多々あり、セブンのブルーレイ欲しくなったわ。

・半田健人
555の中の人であり、昭和対平成での555復活話が聞ける。巧はまだウジウジしてんのかよ!ってのは視聴者だけでなく本人も思ってたのね。あの映画、乾巧も草加も中身は当時のままって感じで本当に二人が帰ってきた感があって良かったな…。もう一回見たくなった。しかし、世代ではないはずのうる星やつらについて語り出したりマニアックよね、この人。

・會川昇
ブレイドの後半の脚本家さん。ブレイドは、確かに視聴してても途中までシステムがわかりづらかったが、途中からいきなりライダーシステムとカードの関係を整理したり急にわかりやすくなったのを思い出した。なるほど、この御方が裏でいろいろと苦労してらっしゃったのね。鈴村健一さんが言っていたが、このラストがあるからこそあの前半も後半の成長をみせるためにあったと思えるよね。

・高寺成紀、白倉伸一朗、井上敏樹
まとめて書いてしまったが、最後に一番濃く読み応えがある対談が固まっているわけだ。主題3作品に関して、私はリアルタイムでは見ておらず後追いでの視聴だった。しかし、これを読んだことで色々と問題がありテコ入れでスタッフ交代劇まであった響鬼の放送当時の(ゴタゴタした?)空気感を少し知ることができた気がする。読んでるだけで胃が痛くなりそうだw。白倉さんが言っていた、スーパー戦隊的な「偉大なるマンネリ」に持ち込みたいって話が興味深い。そこに持ち込むことが視聴者的に良いことなのかはわからないが、平成2期で確立された安定感のもう一つ向こう側にそれがあるのだろうか。

視聴すればわかるんだが、この3作品は仮面ライダーにとって本当に激動の時代だったんだなあと感じさせてくれる作品だと思う。更にこの本で、当時をリアルタイムで知らなくてもどういった思いで今のドライブに続く仮面ライダーへの道が作られてきたかが少し見えた気がする。読めばもう一度本編を視聴したくなる良い本だった。

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