永遠に続く怪盗VS警察【怪盗戦隊パトレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 最終回 考察・感想】

1年間ずっと面白かったルパパトが、ついに終わってしまった。これが噂のルパパトロスか…。しかしその結末は、これからも怪盗と警察の戦い、ルパンレンジャーVSパトレンジャーという物語はずっと続いていくんだ!という視聴者にとっての明るい未来を想起させてくれるものだったと思う。

共闘ではない関節的なアシストによる最終決戦

金庫内のルパンコレクションをコレクション台帳の能力を使って外部の倉庫に転送する、というトリックでドグラニオを弱体化させ、パトレンジャーをアシストしたルパンレンジャー。それに答えるかのように、 シザー&ブレードダイヤルファイターの盾とブーメラン、マジックダイヤルファイターの弓、ビクトリーストライカーを使ってのスーパーパトレン1号へのパワーアップ、とルパンレンジャーの力を使って戦うパトレンジャー。物理的な共闘ではなく、関節的なアシストで支え合う、怪盗と警察らしい戦い方だったドグラニオとの最終決戦はめちゃくちゃ熱かった。

そんなドグラニオとの戦いは、圭一郎による銃声が鳴り響くシーンで幕を下ろした。しかし圭一郎は 、ドグラニオを倒せという命令があったにも関わらず、ドグラニオを殺さずに捕縛することを選んでいた。今は手段がなくとも、いつか魁利達を奪い返すため、“今度こそ”魁利達を助けたい、という思いがそうさせたのではないだろうか。今後のOVAで、ドグラニオ脱走フラグは立ちまくりだが。

三人の新たな怪盗

第49話での圭一郎の「おれがもっと頼れる警察官だったら、苦しんでいる君たちを救えたかもしれないのに。」と言うセリフに対し、魁利は「警察官に頼らない奴が怪盗になるんだよ。」と答えた。このセリフは、どうあろうとおれはあんた(圭一郎)を頼っていなかった、という意味の他にも、警察官を頼ってどうにかなるような問題ではない、はたまた警察に頼れない事情がある人間にどうしても叶えたい願いができた時、誰もが怪盗になる可能性がある、という意味も含んでいたように思う。

そんな状況だった魁利、透真、初美花がルパンレンジャーとして怪盗になったわけだが、同じ様な境遇の人物がもう3人いる。ザミーゴの凍結からルパンレンジャーによって助けだされた、 魁利のお兄さん、透真の婚約者、初美花の親友だ。彼らから見れば、ルパンレンジャーの3人こそギャングラー事件(ドグラニオとの戦い)に巻き込まれて行方不明になっている。助ける側と助けられる側の立場が逆転しただけだ。当然、彼らはルパンレンジャーの3人を助けたいと思うだろう。その手段としてジャックポットストライカーを探して捉えるため、 新たな怪盗となった。

この“誰でも怪盗になる可能性はある”という前振りからの展開、実に見事!

にしてもこの3人の新たな怪盗、素敵だよね。彩さんのルパンブルー…ええやん。見てみたい。

視聴者にとってのハッピーエンド

復活したルパンレンジャーは、未だ揃っていないルパンコレクションを集めるために怪盗を続けている。願いを叶えられていないノエルのためだろうか。しかしそれには、パトレンジャーからお宝を盗むという最後の大仕事が残っていることになる。そして、いつもはギャングラーに向かって言い放たれていたルパンレッドの決め台詞「あんたのお宝、いただくぜ!」が最終回でパトレン1号に向かって発せられる。 この先のストーリーこそ、真の意味でルパレンジャーVSパトレンジャーという構図になるじゃないか!妄想が膨らむ!

これがルパパト最後のシーンだったわけだが、ルパンレンジャーの幸せを考えるなら『3人は取り戻した人と一緒に日常の生活に戻ることができました』の方がベストな終わり方だと思う。しかし、そうはならずに“怪盗を続ける”という結末だった。

この結末は、ルパパトが終わってしまう…という視聴者の悲しみを和らげてくれているんだと思う。 視聴者にとっては、2つの戦隊はライバル関係だ、という基本の形に戻ってきただけだ。 ルパン三世の最後は逃げるルパンと追う銭形という定番の構図を見て安心を感じるように、視聴者にとってはこの形こそがルパパトであり、ライバル関係はこれで終わりではなくこれからも続くと思わせてくれる。視聴者にとっての一番のハッピーエンドが採用されたんだな、と思った。これからも怪盗VS警察は続いていくんだ。

ところで、結局、ルパンコレクションが全て揃うと願いが叶うというドラゴンボール的な仕組みってなんだったんだろうね。そもそも4人分の願いを叶えてくるような都合のいいものだったんだろうか。ルパンコレクションってスーパーシェンロンの上位互換じゃねえか。あるかわからない今後の続編で、ノエルの願いが叶うといいね。

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