【感想】仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 アマゾン視点で描かれる残酷なトラロック

本作は仮面ライダーアマゾンズの外伝という位置付けなわけですが、仮面ライダーアマゾンズ1期の終盤にあるトラロックのことが、アマゾン側の目線で描かれています。

もちろん遥や仁さん、駆除班の面々も登場します。

 

本編以上に、人間社会にまぎれているアマゾンが“普通に”暮らしていく苦悩や、人間を食べたくなる衝動を抑え込むのに必死になる様子が描かれています。

野座間製薬以外の人間には好意的であったり、人間を食べることに罪悪感を感じるような描写が、アマゾンをより人間らしく感じさせます。

そして目をひくのが、その劇画的な“絵”です。スクリーントーンをほとんど使用しない力強いタッチの絵が特徴的です。

これらの要素により、本編に負けず劣らず暗く重々しい雰囲気の作品になっています。

なんといっても描かれているのが、アマゾン側からしたら大量虐殺事件以外の何物でもないトラロックの裏側ですからね…。

 

絵のタッチの問題で、戦闘シーンでは状況がわかりにくい箇所も見受けられますが…そもそもそこはコミカライズに期待する部分ではない!(と割り切る)

アマゾンズのストーリーに沿って、その裏で起こっていた出来事が描かれているので、アマゾンズが好きな人にとっては面白いと思いますよ!

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