【感想】仮面ライダーチェイサー

はいはい、どうせあざといチェイスがでてくるんでしょ、という期待とともに視聴開始。

▼ジャケットには超進化態っぽい魔進チェイサーが。でもこれ、パワーアップっていう位置づけで超進化ではなかったんだね。

感想

シスコン引きこもりコミュ障の弟

守りきれず怪我を負わせてしまった日奈子さんの入院先へ見舞うチェイス。そこにシスコン引きこもりコミュ障と3拍子揃った弟のヒロシ登場。チェイスに対して「こいつ、人形みたいで気味悪いよ。」「笑うな、気持ち悪い。」と平然と言い放つ。さすがコミュ障やってくれるぜ。完全に拒否られて無力感を味わうチェイスカワイソス。

関係ないけど、入院のシーンで隣のベットで寝てた女性から発せられる負の感情がやばい。両手両足頭まで包帯ぐるぐる巻きの志々雄真状態で、隣で展開されている弟とイケメンが見舞いにきての「彼氏?バカ、違うわよ。」みたいなラブコメ展開をクッソ羨ましそうにボッチで眺めてる。ロイミュードが大いに利用できる程の闇を感じるな。

 人間の感情を手に入れるチェイス

その発想はあった。というかチェイスのスピンオフが発表された時点でその展開しか思いつかんだろう。チェイスに感情を与えたのは、エンジェルと呼ばれるロイミュード。あれは金の羽根のせいではなく上半身裸の女性に迫られるという非日常的な体験がチェイスの覚醒を促し新たな感情を芽生えさせたのではないだろうか。

照井竜

りゅうくんきたーーー!!!しかし風都と東京都が隣同士だったという新事実。その都にまたがって死体が…どちらが捜査するかで揉める。この展開、踊る大捜査線にあったな。

やっぱりアクセルの変身テンションあがるよー。メモリ装填のアクションまでワンカットで撮影してたので、ちょっと手元が手間取ってたねw。照井名物、重量級の剣を素面で振り回しアクションも久々に見れたし、そしてなによりビッカビカの赤ライダーの並びもすごくかっこよかった!いやー子供もできたようで、幸せそうな姿が見れたし照井の出演は大満足。一方、翔太郎は独身を貫いているのだろう(たぶん)。

ハート党VSエンジェル党

『この羽を使えばみんな幸せになれますよ』という詐欺商法っぽいエンジェル党と『幸せを勝ち取るのは、己の精神と肉体の鍛錬によってのみ』という脳筋っぽいハート党の対立。エンジェルについていったロイミュードたちが全員男ってのが闇を感じる。

「俺は、自分の心を揺さぶられない物を信じない。」「お前は、賞賛の声が無ければ戦えないほど、やわな男だったのか?」ハート様マジかっこよすぎ。制作順的に最終回を経たことで、ハートの信念とか思想がより明確になり、更に筋の通ったキャラとして作りやすくなったってこともあるんだろうが、めちゃくちゃかっこいい。しかしながら、エンジェルには2度も簡単にやられてしまう。本編のラスボスのこういう扱いは悲しいなあ…。そして、メディックもグラビアでの露出を経たことで巨乳キャラを押し出してくるとはw。

孤高のチェイス

ハート達のおかげで目覚めたチェイスは自らフェザーサーキットを体から切り離す。怒り発狂したエンジェルを倒すも事件の記憶は消えてしまったようだ。一度は感情を持つ喜びを味わったチェイス。それも忘れてしまっただろう。しかし何か思うところがあったのか、最後に「そう、おれが人間に好かれる必要はないのだ。おれが人間を好きでさえいれば。」というセリフを残す。このセリフ、すごくチェイスというキャラ、そして仮面ライダーという存在が表現されてるなあと思う。仮面ライダーチェイサーは『人間の自由のために戦う』という仮面ライダーらしい仮面ライダーだったなと改めて認識した。

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